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パキポディウムおすすめ4種を紹介

パキポディウムを買いたいけど、どの品種を選べばいいかわからない

塊根植物の中でも圧倒的な人気を誇るパキポディウム。SNSやショップで目にする機会が増えて、「自分も育ててみたい」と思う方は多いはずです。

でも、いざ購入しようとすると壁にぶつかります。品種が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない。値段もピンキリで、数千円のものから数十万円を超えるものまである。初心者がいきなり高額な株を枯らしてしまったら……と考えると、なかなか手が出せないですよね。

この記事では、パキポディウムの中から「初心者でも育てやすい」「見た目の満足度が高い」「入手しやすい」という3つの観点で厳選した4品種を紹介します。それぞれの特徴や魅力、育てやすさの目安もまとめているので、品種選びの参考にしてください。

パキポディウムとは?基本情報をおさらい

パキポディウムはキョウチクトウ科パキポディウム属に分類される塊根植物(コーデックス)です。主な原産地はマダガスカルと南アフリカで、乾燥した環境に適応するために幹に水分を蓄える性質を持っています。

大きく分けると、以下の2系統に分類できます。

系統特徴代表品種
マダガスカル系幹が丸く膨らみ、横に広がるフォルムグラキリス、ブレビカウレ、エニグマティクム
南アフリカ系垂直に伸びる木立ちタイプナマクアナム(光堂)、サキュレンタムなど

今回紹介する4品種はいずれもマダガスカル系で、ぽってりとした愛嬌のあるフォルムが特徴です。

現地球と実生株、初心者はどちらを選ぶべき?

パキポディウムを購入する際、まず理解しておきたいのが「現地球」と「実生株」の違いです。

現地球実生株
由来マダガスカルなど原産地から輸入された株日本国内で種から育てられた株
フォルム自然環境で形成された野性味あるシルエット日本の環境下で育った穏やかな樹形
価格帯高め(数万円~数十万円以上)比較的手頃(数千円~数万円)
発根リスク未発根の場合、枯れるリスクあり最初から発根済み
管理難易度やや難しい(日本の環境に慣れていない)比較的容易(日本の気候に順応済み)

初心者には実生株からのスタートを強くおすすめします。 実生株は日本の温度・湿度に慣れているため、多少管理がラフでも順応してくれます。現地球は確かに魅力的ですが、未発根株の管理はある程度の経験が必要です。まずは実生株で栽培の基礎を身につけてから、現地球にステップアップするのが確実なルートです。

どの品種も光量で仕上がりが変わります。室内管理ならLEDライトがおすすめです。

おすすめ4品種を徹底解説

1. パキポディウム・グラキリス(Pachypodium gracilius)

パキポディウムと言えば、まずこの品種。塊根植物ブームの火付け役とも言える、まさに王道中の王道です。

特徴

  • 幹がぷっくりと丸く膨らみ、そこから枝分かれして葉を展開する独特のフォルム
  • 春になると鮮やかな黄色い花を咲かせる
  • 株ごとに樹形の個性が大きく異なり、コレクション性が高い

おすすめポイント
グラキリスの最大の魅力は、なんといってもその造形美です。丸みを帯びた幹は一株一株異なる表情を見せ、同じグラキリスでも印象がまったく違います。流通量が多く実生株も入手しやすいため、パキポディウム入門に最適な品種です。

項目詳細
育てやすさ★★★★☆(初心者向き)
入手しやすさ★★★★★(流通量多い)
成長スピードやや遅い
耐寒温度目安5℃以上を推奨

2. パキポディウム・ブレビカウレ(Pachypodium brevicaule)/和名:恵比寿笑い

「恵比寿笑い」という愛らしい和名でも知られる、ちょっと変わったパキポディウムです。

特徴

  • 地面に対して扁平に広がる独特な成長スタイル
  • 他のパキポディウムのように上に伸びず、横に広がりながらゆっくり大きくなる
  • 育て方や環境によって姿が大きく変わる

おすすめポイント
ブレビカウレは、パキポディウムの中でもひときわ個性的な見た目をしています。平たく広がるシルエットは盆栽のような趣があり、和の空間にも似合います。成長はかなりゆっくりですが、その分じっくりと変化を楽しめる品種です。

項目詳細
育てやすさ★★★☆☆(やや気を遣う)
入手しやすさ★★★★☆(比較的見つかる)
成長スピード遅い
耐寒温度目安5℃以上を推奨

3. パキポディウム・エニグマティクム(Pachypodium enigmaticum)

コレクター垂涎のレア品種。流通量が限られているため、見つけたときが買いどきとも言える存在です。

特徴

  • むっちりと肉厚に成長する幹
  • 繊細で上品な花を咲かせる
  • 希少性が高く、市場に出回る数が少ない

おすすめポイント
エニグマティクムの魅力は、レア品種ならではの特別感と、実物を見たときの存在感です。幹の肉厚な質感は写真では伝わりきらない迫力があります。希少種ゆえに価格はやや高めですが、他の人とは被りたくないという方にはぴったりです。

項目詳細
育てやすさ★★★☆☆(基本に忠実なら問題なし)
入手しやすさ★★☆☆☆(レア・流通少なめ)
成長スピード普通
耐寒温度目安5℃以上を推奨

4. パキポディウム・エブレネウム(Pachypodium eburneum)

白い幹肌と力強いトゲのコントラストが印象的な品種です。

特徴

  • 白みがかった幹肌が他のパキポディウムとは異なる独特の質感を持つ
  • 非常に太く存在感のあるトゲが全体のシルエットに力強さを加える
  • ワイルドさと気品を兼ね備えた佇まい

おすすめポイント
エブレネウムは、グラキリスとは対照的な「武骨さ」が魅力の品種です。白い幹に太いトゲが映え、男性的な力強さを感じさせます。パキポディウムの中でも個性が際立つので、コレクションに変化をつけたい方におすすめです。

項目詳細
育てやすさ★★★☆☆(標準的)
入手しやすさ★★★☆☆(探せば見つかる)
成長スピードやや遅い
耐寒温度目安5℃以上を推奨

4品種の比較まとめ

品種育てやすさ入手しやすさ特徴ひとことメモ
グラキリス★★★★☆★★★★★王道。丸い幹と黄色い花。初心者はまずここから
ブレビカウレ★★★☆☆★★★★☆扁平に広がる独特フォルム。盆栽的な楽しみ方も
エニグマティクム★★★☆☆★★☆☆☆レア品種。肉厚な幹と上品な花が魅力
エブレネウム★★★☆☆★★★☆☆白い幹肌と太いトゲの武骨な美しさ

パキポディウムの用土は赤玉土ベースが基本。水はけの良さが健康な根を作ります。

まとめ|迷ったらグラキリスの実生株から始めよう

パキポディウムは品種ごとに見た目も性格もまったく異なる、奥の深い植物です。どれを選んでも楽しめますが、初めての1株で迷っているなら、グラキリスの実生株が間違いありません。

流通量が多く手に入れやすいこと、日本の環境に適応した実生株なら管理がしやすいこと、そして何より「パキポディウムらしさ」を存分に味わえること。この3つが揃っている品種は、やはりグラキリスです。

まずは1株育ててみて、パキポディウムの魅力にハマったら、ブレビカウレやエニグマティクム、エブレネウムと世界を広げていくのがおすすめです。

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