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【初心者必見】アガベの徒長の原因!育て方を学んで好みの形に

こんにちはTHE COREです。
アガベやアロエ、塊根植物などコアな植物をコレクション、販売しています。
植物歴は10年以上で、植物の現地探索もしていたりします。

さて、アガベを育てていると誰もが一度は経験するのが「徒長(とちょう)」です。
葉が間延びしてしまったり、締まりのない姿になってしまったり…。
せっかくカッコよく育てたいのに、気づけば“ひょろっと”している、そんな悩みありませんか?

実はアガベが徒長してしまう原因は、意外にも基本的な環境管理にあります。
日照、水やり、肥料、風通し、この4つのバランスが崩れるだけで、株の姿が大きく変わってしまうんです。

この記事では、アガベの徒長を防ぐためのポイントを初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
「なぜ徒長するのか?」を理解することで、理想の締まったフォルムを維持できるようになります。

それでは早速、ひとつずつ原因と対策を見ていきましょう。

アガベが徒長してしまう4つの主な原因

アガベの徒長にはさまざまな要因がありますが、主な原因は次の4つです。

  1. 日光不足
  2. 水の与えすぎ
  3. 肥料の与えすぎ
  4. 風通しの悪さ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

原因① 日光不足

アガベは本来、日当たりの良い乾燥地帯で育つ植物です。そのため、日光が不足すると徒長しやすくなります。

理想的な環境は、朝から夕方4時頃までしっかり日が当たる場所。
春や秋はたっぷり日光を浴びせ、夏は直射日光が強すぎる時間帯だけ軽く遮光をしてあげましょう。
冬場は、逆にできるだけ日差しを確保するのがポイントです。

日照時間の違いによってアガベの見た目は大きく変わります。
引き締まった美しい株に育てるためには、日光は最も重要な要素のひとつといえます。

原因② 水の与えすぎ

アガベは多肉植物の仲間で、乾燥に非常に強い性質を持っています。
そのため、水を与えすぎると根腐れや徒長の原因になります。

目安としては、下から3枚目あたりの葉が少し柔らかくなった頃に水をあげるのが理想です。
頻度としては、サボテンを育てる感覚に近いと思っておくと失敗しにくいでしょう。

常に鉢の中が湿っている状態はNG。乾かし気味に管理することで、アガベはより締まった形に育ちます。

原因③ 肥料の与えすぎ

肥料を多く与えると、栄養過多になり、アガベの茎や葉が伸びすぎてしまうことがあります。
アガベは肥料控えめが基本。

サボテン用の肥料を目安にし、パッケージの指示通りの量を守るのが安全です。
THE COREでは、肥料量を一定に保つことで安定した生育を目指す方法をおすすめしています。

与えすぎは成長を早めるどころか、形を崩す原因にもなるので注意しましょう。

原因④ 風通しの悪さ

意外と見落とされがちなのが「風の影響」。風が当たらない環境では、アガベがひょろっと伸びてしまいやすくなります。

自然界では、風に揺られることで植物は刺激を受け、「エチレン」という植物ホルモンを分泌します。このエチレンには成長を抑制し、形を引き締める働きがあるため、風通しの良さはとても大切なのです。

屋外で育てている場合は特に心配いりませんが、室内で管理している場合はサーキュレーターや扇風機を使って空気を循環させる環境を作ってあげましょう。
ただし、直接風を当てると葉が傷むこともあるため、やわらかく全体に風が回るように調整するのがポイントです。

まとめ:自然の環境に近づけることが美しい形のコツ

アガベの徒長は、光・水・肥料・風という4つのバランスで決まります。
自然の環境に近づけることで、葉が締まり、形の美しい株へと成長していきます。

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アガベの徒長を防ぐコツは、“自然に近い環境”を意識すること。
日光・水・肥料・風、この4つをバランスよく整えれば、きっと理想の姿に育ちますよ!

なお、この記事の内容は動画でも詳しく解説していますので、より深く知りたい方は動画もぜひチェックしてみてください。

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