こんにちはTHE COREです。
アガベやアロエ、塊根植物などコアな植物をコレクション、販売しています。
植物歴は10年以上で、植物の現地探索もしていたりします。
さて、今回は僕が最近ハマっている「ハイブリッドアロエ」のおすすめ３品種をご紹介します。
どれも質感や色合いが個性的で、交配の親としても魅力が高い株ばかりです。
まずは“天ぷら”。
強い凹凸の質感と形質の遺伝力が特徴で、コレクションの要になり得る一株です。
続いて“フラミンゴ”。
流通量が多く、色味やブツブツの出方も抜群で、入門株として手に取りやすい存在です。
そして“三つ目のわさび”。
淡い斑入りの美しさが際立ちますが、葉が萎縮しやすいなど繊細な面もあり上級者向けの一株です。
まずはフラミンゴから入り、興味が深まったら天ぷらやわさびを迎えると、ハイブリッドアロエの魅力をより楽しめます。
それでは早速、詳しく見ていきましょう。
ハイブリッドアロエのおすすめ3品種
エケベリア・ハオルチア好きにも響く“個性派アロエ”たち
アロエの世界がにわかに熱を帯びています。とくに近年注目を集めているのが、個性的な形質を受け継いだ ハイブリッドアロエ。姿・質感・色の出方などが驚くほど多彩で、見て触れて育てて楽しい品種が勢ぞろいしています。
今回は、そのなかでも育て主が心底惚れ込んだという おすすめ3品種 を紹介します。どれも個性がはっきりしていて、コレクションに加えた瞬間に“沼”を感じるラインナップです。
①アロエ「天ぷら」
唯一無二の“ブツブツ質感”が魅力の王道候補
まず紹介されたのが、独特の凹凸が目を引く アロエ「天ぷら」 です。近くで見ると、葉面に小さな突起が連続して並び、その質感は触ると驚くほど硬く、存在感が際立ちます。この雰囲気に魅了され、育て主が最初に手に入れたアロエでもあるとのこと。
まだ国内流通が少なかった頃に輸入された株で、多くのアロエ愛好家から「これはすごい」と高く評価された一株。今後ハイブリッドアロエの“王道”をつくっていく可能性すら感じさせる有望株です。
さらに特筆すべきは、交配親として非常に優秀 な点。花が咲きやすく、他品種との掛け合わせで天ぷら特有の質感をしっかり遺伝させるため、良い特徴を残したハイブリッドが生まれやすいといいます。ナーセリーでも「親として抜群に良い」と太鼓判を押されるほど。
市場にはまだ多く出回っていないものの、アロエの将来を面白くしてくれる重要な存在として、一株は持っておきたい魅力があります。
②アロエ「フラミンゴ」
手に入りやすいのに完成度が高い美株
次に紹介されたのが、鮮やかで華やかな印象の アロエ「フラミンゴ」。園芸店やハウスでも比較的見かけやすく、ハイブリッドアロエ入門としても親しみやすい存在です。
細長い葉が特徴ですが、それを補って余りある 色合いの美しさ と 突起の表情 が魅力で、いま仕入れられているハイブリッド種と比べてもまったく遜色なし。むしろ見た瞬間に“これは良い株だ”と分かる完成度の高さがあります。
一時は大きくバズったこともある人気株ですが、現在は落ち着き、手頃に入手できるのも嬉しいポイント。最初の一株として迎えるなら、このフラミンゴは最有力候補といえます。
③アロエ「わさび」
淡い斑の表情が美しい、コレクター心をくすぐる一株
三つ目は、緑の濃淡が美しく浮かぶ アロエ「わさび」。縦に走る繊細なラインの表情が特徴で、先ほどの2品種とはまた違う静かな美しさを持っています。
どうやらこの株、斑入り（チリ斑） であるようで、薄い黄緑の部分が淡く光を散らし、株全体に柔らかい雰囲気を作っています。強い突起で魅せる天ぷらやフラミンゴとは対照的で、コレクションの中でもアクセントになる存在です。
ただし、ややクセがあるのが実情。成長とともに上葉がしぼんだり、傷みが出やすかったりと、ほかのアロエよりデリケートな一面があります。日照もやや弱めに管理する必要があり、育て方の調整も大切。
おすすめ品種として紹介されながら3つ目に置かれたのは、この“ちょっと手間のかかる可愛さ”が理由のようです。
まずはフラミンゴから、そして天ぷら・わさびの深みへ
今回紹介されたのは以下の3品種。
・アロエ「天ぷら」
・アロエ「フラミンゴ」
・アロエ「わさび」
どれも魅力は抜群ですが、入手のしやすさや育てやすさを考えると、まずはフラミンゴから迎えてみるのがおすすめ。そこからアロエの奥深さに惹かれたら、天ぷらやわさびといった希少で奥行きのある株へ進むと、アロエライフが一気に面白くなります。
まだまだ名前のついていないハイブリッドアロエも数多く存在するため、今後も多彩な品種が登場してきそうな世界。ぜひ一緒にこの“変化を楽しむ植物たち”を味わってみてください。
ハイブリッドアロエは、特徴の出方が本当に面白い植物です。コレクションの幅が一気に広がるので、ぜひお気に入りの一株を探してみてくださいね。
この記事は動画にも詳しく解説していますので、細かく知りたい方は動画をおすすめします。