こんにちはTHE COREです。
アガベやアロエ、塊根植物などコアな植物をコレクション、販売しています。
植物歴は10年以上で、現地での植物探索も行いながら、実際の環境や育て方を研究しています。
さて、亀甲竜(ディオスコレア・エレファンティペス)。あの“亀の甲羅”のような塊根が魅力的で、眺めているだけでもワクワクする植物ですよね。
ですが実は、亀甲竜は季節の管理ミスで調子を崩しやすいタイプでもあります。
特に夏の休眠期と秋からの成長期の切り替わりで、水やりや置き場所を誤ると、塊根が弱ってしまうことがあります。
大切なのは、「塊根と葉を別々に考える」こと。
塊根は栄養を蓄える“貯蔵庫”、葉は光合成を行う“働き手”です。
それぞれの状態に合わせた管理ができれば、塊根がしっかり太り、年々味わい深い株へと育っていきます。
この記事では、「日当たり(誘引含む)」「水やり」「用土と根の観察」の3つのポイントに絞って、初心者でも実践しやすい育て方を紹介します。
1. 日当たり:最初はしっかり光を当ててOK!
亀甲竜は、アフリカ原産の冬型塊根植物。
現地では木陰などで育つため「半日陰がいい」と書かれていることも多いですが、
初心者のうちはむしろしっかり光を当てる方が失敗しにくいです。
葉が伸びると自然に塊根部分(カコ)が葉の影に隠れ、直射を防いでくれます。
無理に針金で誘引したり、形を整えようとするよりも、まずは自然の成長に任せてOK。
ツルは日光の方向へ伸び、やがて自ら陰をつくってくれるので理想的な状態になります。
ただし、真夏の日差しで芋部分が焼けることはあるので、
夏の間だけは遮光または屋内で休眠管理に切り替えましょう。
2. 水やり:成長期はしっかり、休眠期はしっかり切る!
亀甲竜の最大のポイントは「季節で真逆の管理」。
秋〜春の涼しい時期が成長期、夏は完全休眠期です。
気温が5℃以上ある間は、どんどん水を与えて大丈夫。
むしろ水が少なすぎるとツルが伸びず、塊根の肥大も止まります。
腰水管理(鉢の下に水を溜める方法)でもOKです。
一方で、気温が5℃を下回る・真夏になるときは要注意。
この時期に水をやると、根腐れや塊根の腐敗を招きます。
休眠中は月1〜2回、軽く湿らせる程度で十分です。
3. 用土:細かめの土で通気性と保湿のバランスを
用土は、乾きやすい多肉用のブレンドよりも、細かめの赤玉土中心がおすすめ。
「芝の目土」や「極小粒赤玉」など、やや粘り気のある土を混ぜておくと、根の張りが安定します。
現地では泥状の土壌に生えているため、少し保湿力のある用土が向いています。
ただし、過湿になりやすいので、鉢底の通気性を確保し、
可能なら根の一部が見えるように植えて「根の状態を観察」できるようにしておくのが理想です。
まとめ:観察を楽しみながらマイペースに育てよう
亀甲竜は、見た目こそ無骨ですが、実はとても丈夫で長寿な植物。
育てながら「今は休眠?」「根は元気?」と観察を続けるうちに、
自分だけのリズムで育てる感覚が身についていきます。
焦らず、観察を楽しむことこそが、亀甲竜を大きく育てるコツです。
亀甲竜は“育てながら愛着が深まる植物”です。
成長のリズムを感じながら、あなたのペースでじっくり育ててみてください。
詳しくは動画でも解説していますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。