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意外と間違える塊根植物 パキポディウムの春の育て方!ポイントは3つ

こんにちはTHE COREです。
アガベやアロエ、塊根植物などコアな植物をコレクション、販売しています。
植物歴は10年以上で、植物の現地探索もしていたりします。

さて、冬を越えて少しずつ暖かさを感じる春。
パキポディウムもいよいよ休眠から目覚めるタイミングです。
ただ、この“春の立ち上げ”こそ最も注意が必要な季節。
気温が安定しない中で外に出したり、水を与えすぎると根腐れを起こしやすく、せっかくの株を傷めてしまうこともあります。
春の管理で大切なのは「日光・水やり・気温」の3つ。
中でも最低気温の見極めが特に重要で、10℃を下回るうちは焦らず待つことが成功のポイントです。
光はたっぷり、でも水は慎重に…このバランスをつかめば春の立ち上げはスムーズになります。

それではここから、具体的に春のパキポディウム育成で押さえておきたいポイントを詳しく見ていきましょう。

春のパキポディウム育成が難しい理由

パキポディウムはアガベなどと並び、多肉・塊根植物好きにとって定番の存在です。
春になると、「そろそろ外に出していいかな?」「水をやっても大丈夫?」と悩む方も多いでしょう。

実際、春は“気温が安定しない”ためにトラブルが起こりやすい季節。
日中は暖かくても夜は冷え込んだり、数日で急に寒の戻りがあることもあります。
この時期に油断して外に出したり、水を早めに与えすぎると、根が傷みやすくなるんです。

僕自身も、過去に「暖かいと思って外に出したら夜に冷えて枯れた」経験があります。
ですから、春の育成では“段階的な切り替え”がとても重要です。

① 日差しの管理:春からしっかり光を当てる!

春の日差しは柔らかいように見えて、植物にとっては立ち上がりの大事なエネルギー源。
パキポディウムの場合、春から遠慮なくしっかり直射日光を当ててOKです。

一部の植物では「日陰から徐々に慣らす」と言われますが、パキポディウムは日本の春の気候程度なら肌焼けの心配はほぼありません。
むしろ光量が足りないと、茎が間延びしたり、葉がひょろ長くなったりして、形が崩れてしまいます。

室内で管理している場合も、できるだけ日当たりの良い窓際やLEDライトを活用して、年中光を確保してあげましょう。
この“光を惜しまない姿勢”が、美しい株姿を作る第一歩です。

② 水やりのポイント:気温10℃以上が目安

次に大切なのが水やりです。
パキポディウムは気温が上がることで活動を始めるため、最低気温が10℃を超えたら水やり開始の目安になります。

ただし、春は寒暖差が激しいため「翌日もちゃんと暖かいか」を必ず確認しましょう。
1日だけ暖かくても、翌日が冷え込むと根が傷みやすくなります。

また、「少しだけ水をあげる」といったやり方はおすすめしません。
結局鉢内の湿度が高くなり、しっかり与えた場合と差がないからです。
思い切ってたっぷり与える方が、根にも空気にもメリハリが生まれます。

つまり、気温が安定して暖かい日を狙って、しっかりたっぷり水やりをする
これが春の正解です。

③ 気温管理:10℃と15℃を基準に動く

そして最も重要なのが「気温」です。
最低気温が10℃以上になると、パキポディウムはゆっくりと動き出します。
昼間の最高気温が20℃前後になってくると、芽吹きも進み、成長のスイッチが入ります。

ただし、4月前半〜中旬はまだ冷え込むことも多く、最低気温が10℃を下回る日もあります。
そのため、基本的には4月下旬〜5月頃までは室内の明るい場所で管理するのが安全です。

芽吹きが確認できたら、水やりをスタートしてOK。
逆に、まだ芽が出ていないのに水を与えると、根腐れのリスクが高まります。
もし幹がシワシワになってきた場合は、最低気温が15℃を超える日を選んで水やりをしましょう。
この「10℃・15℃ライン」を意識することで、春の立ち上がりがぐっと安定します。

春の立ち上げを成功させるコツ

要点をまとめると、春のパキポディウム育成で重要なのは次の2つです。

  • 気温の見極め(10℃・15℃の基準)
  • 水やりのタイミング

日差しは「とにかく当てる」で問題ありません。
大事なのは、この小さな温度差と水やりの判断を丁寧に積み重ねることです。
5℃の違いが、株の健康を左右するほど大きな意味を持ちます。

気温の感覚をつかめば、春の立ち上げは格段に楽になります。
今年の春は、焦らずじっくり、パキポディウムのサインを見極めていきましょう。

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春は焦らず“待つ勇気”が大切。気温と芽吹きのタイミングを見極めて、最高の立ち上がりを迎えましょう!

より詳しい管理のコツや温度の目安については、動画で実際の株を見ながら解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

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