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パキポディウムを形良く、太く育てる方法

こんにちはTHE COREです。
アガベやアロエ、塊根植物など、コアな植物をコレクション・販売しています。
植物歴は10年以上で、現地にも足を運び、実際の環境や育ち方を観察してきました。

今回は「パキポディウムを形良く、太く育てる方法」について解説します。
特にグラキリスやエニグマティクム、ホロンベンセなどを育てている方に役立つ内容です。
パキポディウムは乾燥に強く丈夫な一方で、管理次第では徒長したり形が崩れたりすることもあります。

ですが、光の当て方や水の与え方を意識するだけで、幹をしっかり締めて美しく育てることが可能です。
この記事では、太く締まった株を作るための光量管理・水やり・肥料の使い方を中心に紹介していきます。
日々の管理を少し変えるだけで、株のラインや存在感が大きく変わっていくはずです。

理想のフォルムを目指して、じっくり育てる楽しさを感じてみてください。
それではここから、具体的な育て方のポイントを順に見ていきましょう。

① 育て方の基本を押さえる

パキポディウムを美しく育てるには、まず“基本”がとても重要です。
日光・水・温度の3つをバランスよく管理することが理想的な形作りの第一歩です。

  • 日光:できるだけ日差しを確保。ベランダや屋外が理想。
     室内の場合は植物用LEDライトを使って強めに当てましょう。
  • 水やり:枝が少し柔らかくなったタイミングでたっぷり。
     乾かしすぎず、水を欲しがった瞬間を逃さないのがコツです。
  • 温度管理:20〜30℃の間が成長適温。夜も20℃を保てると理想的です。

この3つを安定して維持することで、無理のない成長と形の良い締まりを両立できます。

② 肥料を“切る勇気”を持つ

太く締まった株を作りたいなら、肥料をあげすぎないことが大切です。
肥料を与えすぎると縦に伸びやすく、トゲの間隔も広がってしまい形が崩れます。

  • 肥料を控えることで“締まった現地球のような姿”に。
  • 水はけのよい用土(軽石多め)を使って、肥料分を溜めない。

「早く太らせたい」と焦らず、じっくり締めながら太らせるイメージで。
肥料を切ることで、成長スピードはゆっくりになりますが、幹の密度が増してより美しい造形に仕上がります。
この「育てるスピードを落とす勇気」が理想のフォルムを作る最大のポイントです。

③ 選定で形を整える

パキポディウムは花後や新芽の展開時に脇芽が出やすくなります。
この脇芽を早めにカットすることで、ムチッとした丸い形に整えることができます。

  • 脇芽は小さいうちに切るのがベスト。
  • 大きく育ってから切ると傷が残りやすい。
  • 小さいうちはこまめに整えると、後々枝が出にくくなります。

選定は少し勇気がいりますが、形を整える上では欠かせません。
思い切って剪定することで、より均整の取れたシルエットに近づきます。

④ 成長に“緩急”をつける

通年で暖かくしすぎず、冬はしっかり休眠させることも大切です。
成長を止めてまた再開することで、無理のない太り方になります。

さらに、花を咲かせることで自然に成長が一時停止し、分岐のきっかけにもなります。
この「緩急リズム」を意識することで、より自然で立体的な形を作れます。
成長と休眠のリズムを繰り返すことで、株全体に生命感が宿り、幹も徐々に締まっていきます。

まとめ

パキポディウムを形良く、太く育てるポイントは以下の4つ。

  1. 日光・水・温度の基本を押さえる
  2. 肥料を切って“締めて育てる”
  3. 脇芽を早めに選定して形を整える
  4. 成長期と休眠期のリズムを作る

焦らず時間をかけてじっくり育てることで、幹が太く、どっしりとした理想の株に近づきます。

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形の良い株は、一日にしてならず。焦らず、じっくり“待つ”ことが最大のテクニックです。育てる時間こそが、その株の美しさをつくります。

詳しい解説や実際の育成の変化は、動画でもわかりやすく紹介しています。

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